
【設立秘話】堺シュライクス愛の強すぎる男が語る球団物語Part3
目次
(この記事の内容は2019年5月執筆時のものです)
(撮影:サジーさん)
どうも、ジョイントメディアのまわる営業マンのりやんです。
時は2019年、堺市に関西独立リーグのプロ野球球団がやってきました!
その名も堺シュライクス!
球団名は300通を超える公募の中から、一般投票で選ばれた名前です。
球団名だけではありません。
ロゴ・ユニフォームもグッズも、一般投票で選出されたものを採用している球団です。
堺市で野球といえば、かつては南海ホークスが本拠地を置いてNPBの試合が行われていました。
他にも社会人野球の強いチームがあったり、大西監督や夏凪代表、現DeNA・筒香嘉智選手を輩出した少年野球チーム 堺ビッグボーイズもあります。
堺は昔から野球が盛んな地域なんです。
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誕生しましたって簡単に言いましたが、球団を作るのって簡単じゃありません。
人も時間もお金も、そしてタイミングも必要です。
でもこういうところって中々語られることないですよね。
そこで今回は、球団設立前から関わり、
その歩みを一番近くで見てきたジョイントメディア目線で、
堺シュライクス球団誕生秘話から
初シーズンの開幕戦を迎えるまでの歴史的瞬間をご紹介したいと思います。
堺シュライクスの魅力に虜の男のりやんだから語ることのできる、
他のメディアには載っていないここだけの話が満載ですよ!
なんせ愛を込めてめっちゃリアルに書いてますから!!
▼堺シュライクスの公式WEBサイトはこちら
https://baseball-sakai.jp/
2018年6月。
出会いは突然。
そう、本当に突然。
始まりは、ジョイントメディア副社長のひぃさん宛てにかかってきた1本の電話だった。
こんな感じの突然の出会い。
電話の主であるNさんと知り合ったのもこの電話の2ヶ月前なので、何とも不思議な巡り合わせだ。
ご紹介いただいたのが、こちらの2人。
松本祥太郎 オーナー
今回の球団設立にあたって、一番初めに声かかった人。株式会社NOMALの代表で、採用コンサルティング・組織コンサルティング事業等を行っている。2017年秋にBFL(現 関西独立リーグ)のセカンドキャリア支援のイベントを企画・運営した縁からリーグ参入の話が舞い込み、設立に向けて動き出すことになったらしい。
夏凪一仁 代表
松本オーナーから「球団やりませんか」という打診を即答で快諾して、順風満帆の飲食店営業を辞めて球団設立しちゃった人。
そんなおふたりがジョイントメディアにやって来た。
この時はまだ、オーナーも代表もめっちゃよそよそしかった。
まずは簡単にお互いの会社のことや球団設立に向けての経緯など話を伺う。
しかしここで、ジョイントメディア社長の光ちゃんマンから核心を突く一言。
すごいまっすぐな目で、代表とオーナーに問いかけた。
逆に質問が返ってくる。
どんな球団・・・これから動きだす上で一番大事なところである。
試されているのか・・・
本心で聞いているのか・・・
一瞬の間があいた後、光ちゃんマンが口を開いた。
急に緊張の取れた、素敵な笑顔を見せてくれた。
球団にとって一番大事な考えが一致していたからこそ、今の関係があるのだと思う。
ここからは早かった。
オーナーの
これからできていく球団だからこそ、一生に一度あるかないかの経験だからこそ、1人でも多くの方とこの体験を共有したい。
という思いを元に限りなく案が出てくる。
こんな感じで案だけでなくやることもどんどん決まっていく。
この日は何時間話をしたかわからない。
球団名の募集の仕方やユニフォーム・ロゴの決め方、ファンミーティングなど色々な話をした。
夕方に会ってそこから夜中まで、ずーーっっと球団のことについて話をしていた。
限りなく案が出てくる。
まだ実現していない話もいっぱいある。
(公式アイドルを作るとか、ホームページも野球のことだけじゃなくて堺市の情報を発信していくローカルメディアにするとか、いっぱい案はあります。今も進行中です。)
心の底からそう思った。
翌日からは決まったことの準備。
ジョイントメディアで進めることがこちら。
・これからメディアで使う株式会社「つくろう堺市民球団」のロゴデザイン作成
・球団設立記者会見までに球団のホームページ制作
・各SNSアカウントの準備
・ファンミーティングを開催することも決まってその場所の確保
・大魚夜市用の看板と横断幕のデザイン
・クラウドファンディングで使うバナーのデザイン作成
期間は1ヶ月。
Web製作チームとWaQWaQLabの2事業部が総出でお手伝い。
球団側とは毎日連絡を取り合って、どんどん進めていく。
まずはこれから何十万、何百万という人に見てもらうホームページのコンセプト作り。
見に来た方に少しでも楽しんでもらえるように、イベントタイマーを設置!
(9月以降は告知も増えてタイマーが3つに!!)
途中でこんな連絡も
ということで、球団運営事務所はジョイントメディアと共用。
ですので、堺シュライクスがメディアに出る時に、実はちょくちょくジョイントメディアの事務所が映っています!
そして迎えた、堺をフランチャイズとした球団の発足と運営会社「株式会社つくろう堺市民球団」の設立記者会見の当日。
この記念すべき日のことを球団のサイトに掲載するべく、弊社もしっかりと撮影準備をして会見会場に向かいました!
事前に出していたプレスリリースと大西監督の呼びかけで、たくさんのマスコミ関係者が取材に来られていました。
そして、僕たちはこの日が大西監督と初めてのご対面。
大西宏明 監督
平成の怪物 松坂世代のPL戦士。高校野球甲子園のベストゲームにも選ばれた1998年夏の甲子園準々決勝 横浜対PL学園。怪物松坂を苦しめた延長17回の激闘の主役。夏凪代表も同学年で堺ビッグボーイズ時代にチームメートだった。本業は大阪市中央区東心斎橋にある「焼肉屋 笑ぎゅう」のオーナー
球団設立の記者会見は滞りなく順調に進む。
初めは緊張感もあった会見でしたが、大西監督の人柄やトークの上手さのおかげで和やかな雰囲気でした。
そして会見も終盤にさしかかったころ、夏凪代表からジョイントメディアを球団第一号パートナー企業として発表していただきました。
大手メディアの方々の前で自社の紹介がされるってすごく緊張しました!
(光ちゃんマンとひぃさんはいつものテンションでしたw)
これからも球団運営を全力でサポートし続けます!w
▼記者会見の詳しい様子はこちら
【つくろう堺市民球団レポート】BFLに新球団加入!発表記者会見に突撃してきた!
記者会見という大きな仕事を終え一安心。
かと思いきや、大事なのはここからでした。
この球団設立のニュースを見ている人は、とは言ってもまだまだ球団ができるなんて実感がない。
そして、世の中このニュースを見ていない人がほとんどである。
ニュースを見て興味を持っていただいた方には、より実感を感じてもらうために直接会う機会を。
このニュースを知らない方には直接会って告知をし、自分でインターネットで調べて興味を持ってもらうことが必要でした。
そこでイベントを2つ開催!
1つが「サポーターミーティング」、もう1つが「大魚夜市」への参加です。
松本オーナーのそんな気持ちから、すぐに開催する手はずを進めた。
場所はジョイントメディアが10周年記念パーティでもお世話になったホテルアゴーラリージェンシー堺。
後日、堺シュライクス球団設立記念パーティでもお世話になる会場である。
事前にFacebookで参加者を募った他、一般の方でも誰でも無料で参加できるようにした。
そして7月30日の開催当日。
定員50名に対して集まった参加者は、55人の超満員!
急遽席を追加するほど、大勢の方に興味をいただける有り難さ。
堺が好きな方、野球が好きな方と一緒に
①野球の魅力について
②地域に愛される野球チームとは
③堺に球団が出来るにあたって期待すること
というテーマで約2時間、みなさん自由な発想で意見を出し合っていただきました。
様々な意見が聞け、どれも今後の球団運営の参考になるものばかりでした。
このサポーターミーティングの場でクラウドファンディング開催の発表もされていましたね。
夏凪代表がまだ告知中にも関わらず支援をしてくださる方がおられたり、発表から三日後には300万円以上の支援が集まるなど、とてつもない盛り上がりを見せていました。
(ジョイントメディアはTOPのバナーデザイン制作で協力させていただきました。後、個人でも少し支援頑張りました。)
▼サポーターミーティングの詳しい様子はこちら 【つくろう堺市民球団レポート】第一回サポーターミーティング開催に潜入!優先公開情報も!
サポーターミーティングの翌日、7月31日は堺大魚夜市。
ブースの設営は朝の8時から。
集合時間に集まったのは、まさかの僕と設営の業者さんの2人だけ。
こうなることはわかってましたが笑いました。
きっと夜中まで前日のファンの意見に目を通しては話し込んでいた・・・のではありません。
サポーターミーティングの後、みんなで深酒してしまっていたからですw
ちなみに今回の設営を担当していただいた北垣外(きたがいと)さん。
ジョイントメディアのエントランスも作っていただいたすごい頼りにしている方です!
▼詳しくはこちら
思い切ったオフィスのリノベーションが社員やお客様にもたらした効果とは
待っていても仕方ないので2人で荷物運び。
徐々に人が集まりだして設営も進みました。
※設営風景に松本オーナーがいないのはお察しください。
この日のために色々作りました。
球団名募集の横断幕に、クラウドファンディングや球団名募集の詳細を書いた立て看板。
(北垣外さんありがとうございます!)
横断幕は目立つようにテントの屋根に。
でも風で潰れそうということでやっぱり外すことに。
何分初めてのことばかり。予定通りいかないものですね。
このころには大西監督も到着。
堺大魚夜市では浜村淳さん司会のメインステージがあるのですが、19時からそのメインステージに登壇し、夏凪代表と大西監督から
・堺市を本拠地としたプロ野球の球団ができること
・球団名を募集しているのでぜひ応募してほしいこと
・阪神タイガース・オリックスバファローズの次にこれから新しくできる球団を応援してほしいこと
を皆様にお願いしていました。
私たちも後ろで横断幕を掲げていました。
関西の皆様、阪神タイガース・オリックスバファローズの試合がない日は堺シュライクスの試合に、試合がある日は応援アプリ「player!」で堺シュライクスをぜひ応援してください!
6月の出会いから駆け抜けた準備やイベントも一旦落ち着き、8月から本格的に球団として必要なことが決まっていきました。
球団名、ロゴ・ユニフォーム、そして選手です。
球団名はLINE@で募集を行いました。
理由は結果をCSV出力できてデータが残り、集計がしやすいため。
告知は、球団ホームページとSNS、夏のイベントで配ったチラシのみ。
にもかかわらずたった3週間の公募で300件を超える応募が!
その中から最終選考として選ばれたのがこちらの6つ。
・堺モズフェニックス
・堺フェニックス
・堺シュライクス
・堺グリーンシュライクス
・堺イテマエーズ
・堺リキューズ
(僕が個人的に応募した球団名は、最終選考に残りませんでした。。。)
ここからさらに10日間の一般投票を行い、最多票を獲得した「堺シュライクス」が選ばれました!
途中までは横一線の白熱した選考でした。
堺シュライクス
名前の由来は、フランチャイズである堺と、堺市の市鳥『モズ』の英訳『シュライク』が語源となっています。
初めは言いにくかったが覚えてしまえば頭から離れない!
すごく良い名前です。
let’s go let’s go シュライクス!!
実は球団名の発表について、堺大魚夜市ので配ったチラシにはこんなことが書いてありました。
9月中に特設会場にて一般来場者の皆様と最終選考(予定)。
詳細は決まり次第SNSアカウントでお知らせします。
※開催地は未定。来場者特典あり。
※LIVE配信予定です。
名前が採用された方には豪華特典をご用意!(サインボールなど)
これ、誠心誠意準備を進めていましたが実現できませんでした。。
悔しいです!!(楽しみにされていた方すみませんでした)
球団名が決定した次の日からはユニフォーム・ロゴ案の公募を開始!
こちらも公募開始から2週間でこだわり抜いた8つのデザイン案が出揃いました。
約500通にのぼる投票の結果、最多得票数を獲得したイワヰマサタカさんのデザインが選ばれました!
▼イワヰマサタカさんのインタビューはこちら
堺シュライクスのユニフォーム・ロゴデザインが決定!
デザインへのこだわりには脱帽しました。
堺シュライクスのことをSNSで検索すると、監督以上に出てくるかもしれません。
堺シュライクスの鬼軍曹Fこと藤江コーチ。
藤江均 コーチ
現役生活は、社会人野球2チームにNPB2球団(横浜が途中で球団名がDeNAに変わったのを合わせると3球団)、アメリカの独立リーグ1球団を渡り歩いた豊富な経験を持つ。
本業は大阪市浪速区元町にある「焼肉39ごりら」の経営
野球に真っ直ぐな藤江コーチ。
▼その人となりがわかる記事はこちら
https://news.yahoo.co.jp/byline/doimayumi/20161202-00065046/
文中の「野球界に恩返しできるような人になりたい」の言葉通り、毎日真剣に選手と向き合って指導されています。
▼こちらでも藤江コーチの記事を書いていただいています
https://note.mu/sazzy/n/n25b514b49c5f
ここでお詫びを申し上げます。
私のりやん、堺シュライクスへの愛が強すぎて、1つの記事に収めることができませんでした。
初代選手を決める運命のトライアウトの話や、初練習初実戦、そして初シーズン開幕戦の話など。
ここからチームが形になっていき、球団としてのスタートを切るための大事な部分に差し掛かってきます。
続きはPart2をご覧ください!僕の熱い気持ちも最高潮です!
【設立秘話】堺シュライクス愛の強すぎる男が語る球団物語Part2